ライフワークバランスにみる資本主義経済

ライフワークバランスとかいう幻をよく耳にするだろう。

しかし所詮バランスなどは自分で決めるものではなく、周りが決めるものだと、新卒就職活動中に私は思った。

だって引く手あまたの人や、人気のない人、やっぱりいる。

会社は仕事ができる人に仕事をしてもらいたいし、使いやすい人には仕事が集まる。

芸能人がわかりやすい。

みんな売れたくて、仕事ほしくても実際売れるかどうかどのくらい売れたいかなんて自分ではどうにもならない。

 

だけど、ライフワークバランスなんて言葉は実際よく聞く。

そしてたぶんそれは欧米人の働き方なのだろう。

彼らは口をそろえてこう言う。一番大切なのは家族さ!

そして現に本当に働かない。外資系企業で働く私たちの上司の欧米人たちはみな遅く来て、早く帰り、何かあれば家族家族という。

もちろん本当にはずせない仕事はちゃんとやっているから上司のポジションについているわけですが

忘れないでほしい

 

彼らが働かなくてよいのは、紛れもなく、代わりに誰かが働いているからだということを。

 

彼らはよくこうも言う。なぜアジア人はそんなにも働くのか?家族を大切にしないのか?と・・・・・・・・・・・・・・怒!

 

結局グローバル経済なんてものは奴隷制度の進化版みたいなもので人件費の安い国で労働をさせ、その労働力を格安で買取り、高く売りつけるという商売でしかないと私は思っている。

そりゃ、奴隷に仕事させて儲けは自分のものにしているあなた様たちならバランスだって自分の思い通り、家族を優先する余裕もありますですね~~

フェアトレードなんて言葉があるけど、彼らからすればフェアトレードなんてしてたら利益第一の資本主義経済ではやっていけないのだ。

奴隷制度をいちはやく取り入れた欧米こそが経済の勝者。

 

そして、労働力を単一の基準であるお金に変える行為が資本主義という競争社会を作り出し、私達はその中で苦しんでいる。

他者からの評価を基準にして競争する社会にはどうしてもレベルが存在し、そのレベルが自分の望んだものとつりあわないことに嘆く。

ワークライフバランスもそのひとつだと思う。

 

ちなみに私なりのワークライフバランスに対する考え方はこうだ。

どんなに仕事ずくめになってもいいと思えるような、ワークとライフの境目がなくてもかまわないようなそんな仕事をすること。

ワークと言ってもそれも人生。プライベートと一緒くたにされちゃかなわないような仕事、プライベートだけは死守できるからやってるだけの仕事、そんな仕事にはつかない。

ワークライフバランスなんて考えなくてもいい仕事をすること。

 

でもそれじゃ生きていけないじゃないか!世の中金なんだ!

 

それが資本主義のわなだ。

どんなに働いてもお金にならないことがある。金になる仕事をしないとならないから、みんなプライベートだけは死守していやな仕事をやる。

 

 

おおこんな資本主義よ・・

はっきり言って私は社会主義派である。

しかし、社会主義はどんなトップを選ぶのか、非常にリスキーだと思っている。

いつの日か、AIがトップになる社会主義が実現するかもしれないと本気で考えたりする。